韓国政府は北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられる飛翔体1発を発射したことに対して「明白な国連安保理決議の違反であり、北東アジア及び国際平和と安保を脅かす挑発行為だ」と強く糾弾。(提供:news1)
韓国政府は北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられる飛翔体1発を発射したことに対して「明白な国連安保理決議の違反であり、北東アジア及び国際平和と安保を脅かす挑発行為だ」と強く糾弾。(提供:news1)
韓国政府は、北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられる飛翔(ひしょう)体1発を発射したことに対して28日、「明白な国連安保理決議の違反であり、北東アジア及び国際平和と安保を脅かす挑発行為だ」と強く糾弾した。

 韓国外交部はこの日、チョ・ジュンヒョク報道官名義の論評で「政府は北朝鮮の核、ミサイルプログラムの高度化の継続的な追求は、結局自滅を促すものであるだけだと悟り、核実験などさらなる挑発行為を中断することを改めて厳重に要求する」として明らかにした。

 また「政府は主要国と緊密な協議のもと、北朝鮮の挑発に対する安保理レベルの措置を取っていく一方で、北朝鮮政権に対する国際社会の制裁及び圧迫を一層強化していくつもりだ」と強調した。

 韓国国防部によると、北朝鮮は28日午前6時40分ごろ、江原道(カンウォンド)元山(ウォンサン)付近でムスダンと推定される飛翔体1発を発射したが、発射直後に空中爆発したことが推定されるという。

 北朝鮮は、金日成(キム・イルソン)主席の誕生日である4月15日の「太陽節」にもムスダンを発射したが、発射数秒後に空中で爆発したとされている。

 北朝鮮はムスダンを2007年に実戦配置後、9年間発射せずにいたが、今月2回の発射をおこなった。射程距離3000~4000kmと推定されるムスダンは、米・グアムまで打撃できるものであり、代表的なアメリカへの脅威用ミサイルと評価されてきた。

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