【ソウル聯合ニュース】LG電子が28日発表した1~3月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は5052億ウォン(約480億円)で前年同期比65.5%増加した。 営業利益が5000億ウォンを超えたのは、2014年4~6月期以来、7期ぶり。 売上高は同4.5%増の13兆3621億ウォン。営業利益率は3.8%で、前年同期の2.2%から大きく上昇した。 1~3月期の営業利益が大きく伸びたのは、生活家電のホームアプライアンス&エアソリューション(H&A)事業本部とテレビ事業を手がけるホームエンターテインメント(HE)事業本部が四半期ベースで過去最高益を記録したため。 H&A事業本部は売上高4兆2195億ウォン、営業利益4078億ウォンを記録した。 同本部の営業利益は2009年4~6月期に記録した3301億ウォンが過去最高だった。 洗濯機や冷蔵庫など高価格家電の販売が好調だったほか、システムエアコンなどオフィス向けの製品も増益を後押しした。 HE事業本部の1~3月期の売上高は4兆3334億ウォン、営業利益は3352億ウォンと集計された。 2012年4~6月期に記録した過去最高の営業利益(2873億ウォン)を大きく上回った。 高価格帯のテレビの販売が増加したことやパネルの価格競争力改善で収益性が向上した。 一方でスマートフォン事業を担当するモバイルコミュニケーション(MC)事業本部の売上高は2兆9632億ウォンで、2022億ウォンの営業損失を計上した。 「G5」などスマートフォンの新製品を4~6月期に発売したため、1~3月期の販売が落ち込む結果となった。中南米など新興市場でも販売が減少し3四半期連続の赤字となった。 自動車部品事業を手がけるビークルコンポーネンツ(VC)事業本部は昨年10~12月期に初めて営業利益を計上したが、今年1~3月期は158億ウォンの営業損失を出し再び赤字に転落した。 同社はG5の世界発売に伴い、売り上げを大きく拡大し収益の改善を図る計画だ。  sjp@yna.co.kr
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