【ソウル聯合ニュース】北朝鮮で中距離弾道ミサイル「ムスダン」の再発射の兆候がとらえられたようだ。北朝鮮は故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日だった15日にムスダンの発射を試みたものの、失敗したとみられている。韓国政府の関係者は26日、「(北朝鮮は)ムスダン2発のうち1発を発射して失敗した。残り1発が発射待機状態に入ったもようだ」と伝えた。 別の関係者は「韓国軍当局は現在の兆候から北がムスダンを近く発射する可能性が高いと判断し、監視していると聞いた」と述べた。 北朝鮮は15日午前5時半ごろ、東海岸の江原道・元山からムスダン1発を発射したが、数秒後にレーダーから消えた。韓米の情報当局は移動式発射台から発射された後、空中爆発した可能性が高いと分析した。 北朝鮮がムスダンの再発射に動いているとすれば、失敗の原因を見つけ欠陥を修正したことになる。ムスダンの発射、5回目核実験の実施の順で、北朝鮮が挑発する可能性も指摘される。 情報当局は、北朝鮮が23日に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験に成功したと主張しているだけに、これに自信をつけてムスダン発射を試みる可能性もあるとみている。 一方、北朝鮮北東部の豊渓里にある核実験場では現在も人の動きが活発とされる。韓国軍関係者は「北が不意をついて核実験を強行する可能性に備えている」と話した。 mgk1202@yna.co.kr
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