【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部高官は25日、記者団に対し、北朝鮮が5回目の核実験を行う場合の追加制裁について、「韓米両国いずれも相当な準備ができている」と明らかにした。 同高官は「(追加制裁に関する)詳細な検討が行われており、米国側でもそういう検討がなされている」として、「日本を含むいくつかの国々もそういう準備が進んでいるとみている」と述べた。 5回目の核実験の可能性に関しては、「北の指導層の決心さえあればいつでもできる状況というのが共通した意見」と説明、「そういう大前提で万端の対応態勢を整えている」と強調した。 北朝鮮が新たな挑発を行う場合、海外への労働者派遣と関連した制裁については、「人権関連の制裁を検討している国が一部あるが、最も早く行動を取れる国は米国だと思う」との見通しを示した。 北朝鮮が来月初旬に予定している朝鮮労働党第7回党大会に中国の要人を招待したかどうかについては、「主な国のうち、現在まで(北朝鮮に)行くと把握された国はない」とし、中国政府の要人が出席しない可能性を示唆した。 一方、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は記者団に対し、27~28日に中国・北京で開催されるアジア信頼醸成措置会議(CICA)の外相会議に韓国外交部長官として初めて出席することに関し、「最も大きな理由の一つは北が核とミサイル挑発を行っている状況で、(関連国の)支持と協力を得ることが時期的に極めて重要と判断した」と述べた。 また、「北と伝統的に友好的な関係を結んでいた国も核問題と挑発について極めて厳しい立場を取っていることを再確認し、結果(会議の文書)に反映させたい」と表明。中国との外相会談なども推進する方針を示した。 kimchiboxs@yna.co.kr
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