フランスの国境なき記者団(RSF)が20日(現地時間)に発表した「2016年世界報道自由ランキング」で韓国は28.58点を獲得し、調査対象国180カ国のうち70位を記録した。
フランスの国境なき記者団(RSF)が20日(現地時間)に発表した「2016年世界報道自由ランキング」で韓国は28.58点を獲得し、調査対象国180カ国のうち70位を記録した。
韓国の報道自由度が歴代最低を記録した。

 フランスの国境なき記者団(RSF)が20日(現地時間)に発表した「2016年世界報道自由ランキング」で韓国は28.58点を獲得し、調査対象国180カ国のうち70位を記録した。点数が小さければ自由度は高いと評価される。

 これは昨年の60位から10段階下落したもので、2002年に同調査が始まって以降、最低の順位だ。韓国の報道自由度は2011年42位、2012年44位、2013年50位、2014年57位、2015年60位と持続的に後退している。

 RSFは韓国の報道状況に関して「朴槿恵(パク・クネ)大統領政府下において、政府とメディア間に相当の緊張関係が形成されている」とし、「政府が言論の批判を堪えられず、すでに両極化した言論に介入して言論独立を威嚇している」と評価した。

 特に、「最大懲役7年に処される名誉毀損法が言論監視の主な理由だ」とし、「北朝鮮との関係に関する大衆討議は国家保安法の妨害を受けており、これはオンライン検閲の主な原因でもある」と説明した。

 北朝鮮は83.76点で昨年に続き最下位圏の179位を記録。一方で1位はフィンランド(8.59)となり、オランダ(8.76)、ノルウェー(8.79)、デンマーク(8.89)、ニュージーランド(10.01)が上位圏に入った。

 ドイツ(14.80)は15位、英国(21.70)は38位、米国(22.49)は41位を記録し、日本は28.67点で韓国よりも低い72位となった。RSFは「日本の言論は世界で最も強力な言論の一つで、ただ、政権に関する秘密を除く残りの部門は自由に書くことができる」と指摘した。

 また、下位圏には北朝鮮のほかエリトリア(83.92、180位)、トルクメニスタン(83.44、178位)、シリア(81.35、177位)、中国(80.96、176位)が名を挙げた。

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