日本で生活していたキム・ナミルが14日夜に静かに帰国した。来る18日から木浦(モクポ)サッカーセンターで行われる大韓サッカー協会A級1次指導者講習会に参加するためだ。
キム・ナミルは2014年全北現代のKリーグクラシック優勝を導いた後、日本行きを選んだ。全北でもう少し過ごすだろうという予想を破った選択だった。そしてJ2の京都サンガFCに入団。現役引退後までを考慮し、さらに挑戦してより多くのことを準備をするために下した決定だった。
キム・ナミルは、少なくとも2~3年は現役でプレーしようという思いで海を渡った。しかし最初にキム・ナミルにラブコールを送っていた和田監督が2015年の夏に更迭され、当時ヘッドコーチだった石丸氏が指揮を執ることができなくなった。監督となった若い指導者とチーム内のベテランの見えない神経戦が繰り広げられ、その中でキム・ナミルも被害を被った。
結局、キム・ナミルは昨年末に京都サンガFCを離れ、新たなチームを探していた。シーズンを終えた後、キム・ナミルは「今もプレーしたい。いくつもの方面で調べている」という言葉で現役への意思を伝えていた。しかし、悩みが多かった。
キム・ナミルはことし初めに「正直、後輩たちが1人2人と旅立つという知らせに接すると寂しい気持ちになる。“2002W杯のメンバー誰が残った”というような記事に接すると本当に色々と考える。“私が最後まで残る人だったらうれしい”という意欲と“果たして残ってもいいのか”という悩みが一緒に浮かぶ」と話して、葛藤が深くなっていることを伝えていた。
Jリーグのいくつかのクラブチーム、そしてKリーグ復帰まで打診していたキム・ナミルは結局、現役引退を決めた。キム・ナミルは「おおげさに知らせることでもなく、広くは知らせたくなかった。ただ静かに決定したかった」と話し、キム・ナミルらしい”さよなら”を告げた。
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