【ソウル聯合ニュース】韓国の柳興洙(ユ・フンス)駐日大使が先ごろ朴槿恵(パク・クネ)大統領に辞意を表明したことで、その後任人事に関心が集まっている。 朴大統領は、後任を選び、内定者に対するアグレマン(駐在国の同意)を得た上で辞表を受理すると伝えられる。 後任としては、柳氏の任命時から駐日大使候補として取り沙汰されていた朴ジュン雨(パク・ジュンウ)世宗財団理事長らの名前が挙がる。朴氏は元外交官で、外交部で日本担当の課長やアジア・太平洋局長などを務めた。朴槿恵政権では青瓦台(大統領府)政務首席秘書官を務めた。 柳氏は6日、聯合ニュースの取材に対し、悪化の一途をたどっていた韓日関係が回復に向かう土台がつくられたため、自身の役割は終わったと述べ、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官を通じて朴大統領に辞意を表明したことを明らかにした。 柳氏は、旧日本軍の慰安婦問題などをめぐるあつれきで韓日関係が冷え込んでいた2014年8月に駐日大使に就任した。 78歳と高齢であることに加え、慰安婦問題をめぐる昨年末の韓日合意、昨年11月と先月の2回にわたる韓日首脳会談の実現で、関係回復に道筋がついたと判断し、辞任を決めたとみられる。 stomo@yna.co.kr
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