【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は29日の定例会見で、米大統領選の共和党指名争いで首位を走る実業家トランプ氏が在韓米軍撤退や韓国と日本の核保有容認などの考えを示していることに関連し、トランプ氏側との接触の努力を行っていると述べた。 趙報道官は、トランプ氏ら各候補側に諮問する外交・安全保障分野の専門家グループとの接触強化を通じ、各候補の朝鮮半島政策や北東アジア政策の方向を把握し、韓国の外交政策の立場を伝えるなどアプローチの努力を続けていると説明した。 また、韓国政府が米大統領選の進行状況や主要候補の対外政策を綿密にモニタリングしていると述べた。 韓国が自国の安保を米軍に依存していると主張するトランプ氏の無賃乗車論に対しては「米軍駐留経費負担(思いやり予算)に関連し、政府は韓米連合防衛力の維持と強化、安定的な米軍駐留のための環境提供に寄与し、役割を果たしてきている」とした上で、米国側も同盟国としての韓国の役割と寄与を十分評価していると強調した。 トランプ氏の韓国の核保有容認の発言については「政府は朝鮮半島非核化に対する一貫した確固たる立場を堅持している」と述べた。
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0