【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は28日、多連装ロケットシステム(MLRS)「チョンム」をはじめとする兵器システムで北朝鮮軍のロケット砲と長射程砲を無力化できるとの立場を明らかにした。 同部の文尚均(ムン・サンギュン)報道官は同日の定例記者会見で、北朝鮮のロケット砲などの脅威に対応するシステムを構築していると述べた上で、「チョンムとATACMS(地対誘導ミサイル)の地対地能力とSLAM―ER(地上攻撃用ミサイルAGM84H)の空対地能力を統合して攻撃できるシステムを構築し、その能力を発展させるため不断の努力を行っている」と説明した。 またISR(監視・偵察)資産、無人偵察機、対砲兵レーダーを統合運営する監視システムを構築し発展させていると話した。 文報道官は「北は最近、核・ミサイル能力の高度化とともに、ロケット砲や長射程砲の攻撃能力が進化していることを誇示するなど、二つの側面で威嚇を強めている」と指摘。その上で、韓国軍はこれに対抗し2020年半ばを目標にミサイルを破壊する「キルチェーン」と韓国型ミサイル防衛(KAMD)の構築を進めていると説明した。 sjp@yna.co.kr
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