韓国政府、北朝鮮の相次ぐ強い非難…「ブーメランのように戻っていくだろう」

韓国政府は先週末に北朝鮮が韓国軍の核心軍事施設の精密打撃訓練などを言及し、朴槿恵（パク・クネ）大統領が公開謝罪しなければ、青瓦台（大統領府）を攻撃すると脅すなど連日、強く非難していることについて「このような非難は結局、北朝鮮自身に戻っていくブーメランとなるだろう」と警告した。

　韓国統一部のチョン・ジュンヒ報道官は28日、定例ブリーフィングで「われわれ政府と大統領を攻撃する北朝鮮の行動は過去3回の核実験当時も一部あったが、今回のようにレベルが高くなかった」と述べた。

　続けて「結局、北朝鮮のレベルを世界に見せるもの」とし「指導部のレベルも一緒に見せていることを肝に銘じてほしい」と強調した。

　彼は連日続く北朝鮮の対韓国脅威について「体制内部でおこなわれる北朝鮮の金正恩第1書記への忠誠争いの一環と思われる」とし「北朝鮮の軍事的デモや行動などはすべて最高指導者に対する忠誠の表現として位置づけたものと思われる」と説明した。

　チョン報道官はまた金第1書記の妹である金与正（キム・ヨジョン）氏が大学教授と結婚するなど、北朝鮮で重要な役割を担当する一部メディアの報道について「このような内容について政府が公の場で話すことは適切ではない」と回答を避けた。

　先立って一部のメディアは金与正氏がチェ・リョンヘのジナンではなく平壌市内の大学教授と結婚しており、組織指導部と書記室でも実権を行使するなど“北朝鮮ナンバー2”に浮上したと報じた。