【ロサンゼルス聯合ニュース】訪米中の韓国人慰安婦被害者、李容洙(イ・ヨンス)さんは22日(米太平洋時間)、核安全保障サミット(3月31~4月1日、米ワシントン)を機に韓日首脳会談の開催が取り沙汰されていることに関連し「慰安婦被害者が望むのはカネではなく歴史的な真相究明と心からの謝罪だ」と訴えた。 李さんはこの日、米ロサンゼルス市議会から功労賞を贈られた後、「韓日政府は昨年合意したとおり、在韓日本大使館前の(慰安婦被害者を象徴する)少女像を撤去する代わりに(被害者を支援する)財団を設立すると聞いた。(少女像の撤去は)考えただけでも胸が張り裂け怒りがこみ上げてくる」と話した。 続けて、日本政府への要求事項として▼旧日本軍の慰安婦制度運営の認定▼慰安婦被害者に対する徹底した真相究明▼日本の国会による正式な謝罪▼法的賠償▼犯罪者の起訴▼徹底した慰安婦問題についての教育▼慰霊碑建設――など7項目を挙げた。 李さんは、「東京のど真ん中に少女像を建て、自分たちの先祖が私たちに行った蛮行を後世の人たちが見て記憶できるようにすべきだ」と強調した。 また、ロサンゼルス市議会側に慰安婦被害者のために慰霊碑を建ててほしいと伝え「これは女性の人権を重視するロサンゼルスの象徴になり歴史教育のすばらしい資料になる」と述べた。 ロサンゼルス市議会は李さんが第2次世界大戦中の旧日本軍による慰安婦の実態を広く知らしめ、女性人権の伸長の先頭に立った功労を評価した。 李さんは17日にカリフォルニア州議会上院からも功労賞を贈られている。 sjp@yna.co.kr
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