【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の黄富起(ファン・ブギ)次官は23日、ソウルの政府庁舎でチモニン駐韓ロシア大使と会談し、北朝鮮による4回目核実験と事実上の長距離弾道ミサイル発射を受けた朝鮮半島情勢について意見を交わした。 双方は、韓国政府の対北朝鮮独自制裁により中断された南北とロシアの物流協力事業、ハサン―羅津プロジェクトをめぐっても協議したようだ。 ハサン―羅津プロジェクトは、ロシアの石炭を同国の極東沿海地方ハサンから鉄道で北朝鮮北東部の羅津港に運び、船に積み替えて韓国まで運搬する事業。韓国政府は先ごろ、北朝鮮に寄港した第三国船舶について180日間、韓国入港を禁じる内容の独自制裁を発表した。 チモニン大使は黄次官との会談直前、ハサン―羅津プロジェクトが議題になるかとの記者の質問に「たぶん」と答え、協議の可能性を示唆した。 ロシアは同プロジェクトを念頭に置き、羅津港から輸出される外国産の石炭を国連安全保障理事会の制裁対象から除外させた。会談はチモニン大使の要請で行われたとされる。  stomo@yna.co.kr
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