【ソウル聯合ニュース】朝鮮戦争などで生き別れになった離散家族の高齢化が進み、北朝鮮の肉親との再会を申請した韓国側離散家族の死亡者が初めて生存者を上回ったことが20日、分かった。 韓国統一部と大韓赤十字社が運営する離散家族情報統合システムによると、2月末現在、韓国側の離散家族再会申請者は13万838人で、このうち死亡者は50.4%の6万5922人に上る。生存者は6万4916人で、初めて死亡者が生存者を上回った。 生存者の年齢をみると、90歳以上が13.5%、80~89歳が43.1%、70~79歳が25.8%、60~69歳が9.8%、59歳以下が7.8%。 生存者の56.6%が80歳以上の高齢のため、死亡者の割合は徐々に高まると予想される。申請者に占める死亡者の割合は、2011年末の38.7%から毎年上昇し、15年末は49.8%だった。 南北関係の悪化で離散家族再会の機会を得る可能性も低くなり、新規の申請者も減少するとみられる。
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