【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は18日、北朝鮮が中距離弾道ミサイルを発射するなど威嚇を続けていることについて、「北が国際社会全体を相手に対立の道に固執すれば、自ずと自滅の道を歩くことになるだろう」と警告した。世界各国の韓国公館トップが出席する在外公館長会議の閉幕式で述べた。 またミャンマーの民主化やキューバと米国の国交正常化、イランと米欧の核合意などを例に挙げ、改革と開放を通じて時代が要求する変化に加わるのは逆らうことができない歴史の大きい流れと強調した。 在外公館長に対しては、「安保理の包括的制裁決議が採択されたと言っても、履行がおろそかになれば北にまた別の挑発を実行する口実を与えることになる」とした上で、北朝鮮が変化せざるを得ない環境を作るため国際社会とともに対北朝鮮制裁の協力を強化しなければならないと話した。 さらに韓米同盟をより強固にする一方、中国、日本、ロシアとの関係も安定的に持続発展させなければならないと話した。 日本で独島領有権を主張する記述や、旧日本軍慰安婦問題に対する責任回避と受け止められるような記述がある教科書が検定に合格したことについては、「韓日間には相変らず教科書歪曲(わいきょく)問題など過去の歴史と関連した難題が残っている」とした上で、「今後も過去の問題に対しては断固たる対応をとるという立場を堅持していく」と話した。 yugiri@yna.co.kr
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