李世ドル九段と英・ディープマインド社が開発した人工知能コンピューターソフト「アルファ碁(AlphaGo)」の5番勝負第5局では李世ドル九段が280手で投了して敗北。対戦成績は李世ドル九段の1勝4敗。(提供:news1)
李世ドル九段と英・ディープマインド社が開発した人工知能コンピューターソフト「アルファ碁(AlphaGo)」の5番勝負第5局では李世ドル九段が280手で投了して敗北。対戦成績は李世ドル九段の1勝4敗。(提供:news1)
15日午後1時より、ソウルのフォー・シーズンズ・ホテルにて韓国トップの囲碁棋士、李世ドル(33、イ・セドル)九段とGoogle(グーグル)の完全子会社である英・ディープマインド社が開発した人工知能(AI)コンピューターソフト「アルファ碁(AlphaGo)」のGoogle DeepMindチャレンジマッチ5番勝負第5局がおこなわれた。結果は李世ドル九段が280手で投了して敗北。対戦成績は李世ドル九段の1勝4敗となった。

 夫人のキム・ヒョンジン氏と娘のイ・ヘリムちゃんも会場で応援。また、インターネット放送YouTube、NAVER(ネイバー)、囲碁TVをはじめ、KBS、MBC、SBSの韓国地上波3局などでも生中継され、多くの囲碁ファンらが“歴史的囲碁対決”を見守った。

 また、去る1月にこの対局が決定した際、囲碁業界を超えてITや科学分野でもこの対局に注目した。韓国はもちろん、囲碁の強豪国である中国、日本をはじめ欧州、アメリカでも関心を示した。実際、今回の対局取材のため、世界から250人以上の報道陣がソウルに集結した。

 囲碁関係者のほとんどが、李世ドル九段の優勢を予想していた。しかし、アルファ碁の能力はその予想を超えていた。李世ドル九段はアルファ碁に初対局から3対局連続で敗北を喫し、アルファ碁が勝ち越しを決めるという衝撃的な結果となった。しかし、李世ドル九段も意地を見せ、去る13日の第4局では180手で白中押し勝ちをおさめ、自尊心を示した。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0