【ワシントン聯合ニュース】国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議採択で重要な役割を果たした韓国の呉俊(オ・ジュン)国連大使は10日(米東部時間)、「北が追加挑発する場合、安保理の制裁がさらに強化されるだろう」と北朝鮮に警告した。 呉大使は同日午後、ジョージ・ワシントン大での講演後、ワシントン特派員らに話した。 金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が核能力の強化や先制攻撃の可能性に言及したことについては、「安保理制裁決議が採択され韓米合同軍事演習が実施されている中で、北が反発することはある程度予想していた」と述べた。 また北朝鮮に対し、再び挑発した場合は国連安保理による制裁がより強化されることを認識し、大量破壊兵器開発の中断と同時に非核化のための対話に臨むべきだとの考えを示した。 中国が非核化交渉と平和協定議論を並行して行うことを米国に提案したことについては、「米国は北とのいかなる対話も非核化が前提にならなければならないという立場だと承知している」と述べた。 中朝間の金融取引が多くないため対北朝鮮金融制裁の実効性は高くないのではないかという質問には「北が対外貿易と(外国にいる)労働者を通じ毎年40億ドル(約4537億円)を得ていることは周知の事実。中国でなくとも別の銀行が北の資金移動に介入するはずで、この銀行の活動は制限される」と説明した。  sjp@yna.co.kr
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