【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が10日に短距離弾道ミサイル2発を発射したことに対し、韓国政府は適切な対応を求める書簡を国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会に送った。政府筋が11日、明らかにした。政府は書簡で、弾道ミサイル技術を利用した北朝鮮のいかなる発射も安保理決議に対する明白な違反だと指摘し、適切な対応が必要だという点を強調したとされる。書簡の送付には、北朝鮮の挑発を国際社会に知らせ、安保理決議違反の事例を積み上げることで、今後の制裁の根拠とする狙いがある。 一般的に、北朝鮮制裁委に書簡を送れば同委員会の専門家パネルが調査に当たり、その結果を安保理に報告する。 日本も同様の趣旨の書簡を北朝鮮制裁委員会に送った。米国もこうした対応を予定しているようだ。 北朝鮮制裁委は安保理の北朝鮮決議に基づき違反に関する情報を検討し、適切な措置を取ることになる。また、90日ごとに勧告などを盛り込んだ報告書を安保理に提出する。 韓国政府は、北朝鮮が昨年5月に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を行った際にも北朝鮮制裁委に調査を要請する書簡を送った。2014年の2~3月と6~7月の短距離弾道ミサイル発射時にも書簡を送り、安保理はこれを基に北朝鮮を非難する声明を発表した。 mgk1202@yna.co.kr
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