米軍司令官、北ICBMは「米国まで到達」… 核弾頭の小型化も脅威に

米北方軍のウィリアム・ゴートニー司令官は10日（現地時間）、北朝鮮軍の大陸間弾道ミサイル（ICBM）であるKN-08が、アメリカ大陸に到達する能力をもち、小型化技術も保有していると見て、これに備えるべきだと明かした。

　ロシアの官営メディアなどによると、ゴートニー司令官はこの日、米国上院軍事委員会に出席し、「北朝鮮はKN-08に関して、まだ試験発射はしていないが、模型で検討したとき、核弾頭を搭載してアメリカ大陸まで飛ばすことが可能だと見ている」と陳述した。

　一方、これを前に米国国防部は、北朝鮮が核弾頭を大陸間弾道ミサイル（ICBM）に搭載するため、小型化するのに成功したとの主張に対して「米国は、北朝鮮が核弾頭を小型化する能力がある、とは見ていない」と明かしていた。