【固城聯合ニュース】「恐竜エキスポの会場を訪れた観覧客に満足して帰ってもらえるよう最善を尽くしています」――。 4月1日から韓国南部の慶尚南道・固城で開催される恐竜世界エキスポを指揮するエキスポ組織委員会の賓英顥(ピン・ヨンホ)事務局長は、開幕を控え多忙を極めている。事務所に出勤したかと思うとすぐに会場を点検に出かけ、その後世宗市まで赴き政府側に協力を要請するなど、休む暇もない。 賓事務局長は「2006、09、12年と3回、恐竜エキスポを開催してきた経験とノウハウを基に準備に尽力している」と話した。 また、「最近はイベントを成功させなければならないというプレッシャーと、新たに4回目の観覧客を迎えるという高揚感が交錯している」と胸の内を明かした。 今回のエキスポは「光」をコンセプトに据えて「恐竜、希望の光で未来を切り開く」をテーマに掲げた。慶尚南道地域ではなかなか見られない演出をしようと苦労したという。 今回新たに導入される「光の展示」と新設される展示館「デジタル恐竜体験館」「ホログラム映像館」に力を入れて準備している。恐竜のレプリカを展示しただけでは観覧客の興味を引くことはできないと考え、デジタル恐竜体験館の新設を決めた。 単なる展示物観覧にとどまらず、観覧客の積極的な参加につなげたいと考えている。「固城郡民、道民、そして国民と外国人から愛されるためには体感満足度を高めることが大切」と強調した。 来場者が会場を回りながらモバイル機器でリアルタイムに展示情報を受け取れるシステム「ビーコン」を設置するなど、スマートなガイドを心掛けているという。 賓事務局長は「昼間は恐竜をテーマに子どもたちが楽しめるイベントを用意する。夜は華やかにライトアップして大人たちが感動し、美しい思い出をつくれるようにしたい」と意気込んだ。 sjp@yna.co.kr
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