【ソウル聯合ニュース】韓国と米国が3日(米東部時間)に米ワシントンで、昨年改定された韓米原子力協定の履行を担うハイレベル委員会の発足を宣言した。ハイレベル委の初会合を4月14日にソウルで開催する。 韓国外交部が4日、同部の趙兌烈(チョ・テヨル)第2次官とシャーウッドランドール米エネルギー省副長官が会談し、ハイレベル委および傘下グループの構成と機能に合意したことを明らかにした。この両者がハイレベル委の共同議長を務める。 韓米は1973年発効の原子力協定に代わる新たな協定の締結を目指し4年半にわたり交渉。昨年4月に妥結、同11月に発効した。 新協定は韓国が米国産ウランの20%未満の低濃縮と乾式再処理(パイロ・プロセッシング)を実施できるよう定めている。実施には韓米間の合意が必要で、ハイレベル委はその協議の中核を担う。 ハイレベル委の下には▼使用済み核燃料の管理▼原発燃料の供給▼原発輸出の増進▼核安保――の四つの実務グループを置くことが確定した。韓国外交部の原子力非拡散外交企画官室と米エネルギー省国家核安全保障庁の防衛核不拡散局が、ハイレベル委と実務グループの活動を調整する。韓米は来月のハイレベル委初会合で、各実務グループに業務範囲と活動計画を報告させることにした。 外交部は「ハイレベル委の発足は、韓米間の戦略的、未来志向的な原子力協力の実現に向けたまた一つの重要な進展だ」と評価した。 mgk1202@yna.co.kr
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