【ニューヨーク聯合ニュース】北朝鮮の4回目の核実験と事実上の長距離弾道ミサイル発射に対する国連安全保障理事会の新たな対北朝鮮制裁決議案の採決が、2日午前5時(日本時間)からの会合で行われる予定だ。 国連韓国代表部は29日(現地時間)、「全ての安保理理事国が合意した対北朝鮮制裁決議の草案が今日夜に配布された」としながら、「明日(3月1日)午後3時(日本時間2日午前5時)に安保理が全体会合を開き、この決議案を採択する予定だ」と明らかにした。決議案は全会一致で採択されるとみられる。 AFP通信も外交消息筋の話を引用し、採決の日程を伝えた。 安保理の会合後には韓国、米国、日本の国連大使が共同記者会見を行い、決議の内容を発表するとされる。 先月25日に公開された決議案には、安保理理事国15カ国全てが合意している。特に、十分な時間をかけて決議案を検討したいとして採決の先送りを主張していたロシアが賛成の意思を示した点に注目が集まる。 当初の決議案から内容が一部変更されたかどうかについては今のところ不明だ。 今回の対北朝鮮制裁決議案には北朝鮮に出入りする全ての貨物の検査、航空燃料の輸出禁止、鉱物資源の輸入禁止など、北朝鮮の資金源を断つための措置が盛り込まれた。過去20数年間の安保理制裁の中で最も強力だと評価されている。 決議案草案は先月25日に安保理全体会議で配布・公開され、理事国のうち14カ国は賛成していたが、常任理事国のロシアが同意の意思を示さなかったため採択が遅れていた。 ケリー米国務長官とロシアのラブロフ外相は先月27~28日、電話会談を行い決議案の内容を集中的に議論した。 sjp@yna.co.kr
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