【ソウル聯合ニュース】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の中国首席代表の武大偉朝鮮半島問題特別代表は29日、韓国青瓦台(大統領府)を訪問した。国家安保室の趙太庸(チョ・テヨン)第1次長と会談したとされる。 両氏は北朝鮮の4回目の核実験と事実上の長距離弾道ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会で近く採択される見通しの対北朝鮮制裁決議の履行など、今後の対北朝鮮政策について意見交換したとみられる。 韓国政府は決議に加え、独自の制裁を通じて北朝鮮への圧力を強める方針だ。中国は朝鮮半島の平和と安定を強調。北朝鮮の非核化とともに、朝鮮戦争の休戦協定を平和協定に転換する問題を並行して議論することを提案している。 会談で中国が強く反発している米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の在韓米軍への配備について反対する立場を表明したかに注目が集まる。韓国政府はTHAADについて、高まる北朝鮮の核とミサイルの脅威に備えるための自衛措置との立場を示している。 kimchiboxs@yna.co.kr
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