記者団の質問に答えるラッセル氏=26日、ソウル(聯合ニュース)
記者団の質問に答えるラッセル氏=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国を訪問しているラッセル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は26日、記者団に対し、中国が強く反発している米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の在韓米軍への配備について、「THAADは外交的な交渉カードではない」とし、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議案で中国の同意を得る問題とは無関係との考えを示した。 ラッセル氏は、THAADは北朝鮮のミサイル脅威から韓国を守る防御的なシステムとの立場を再度強調。その上で、「(配備の時期など)意思決定と関連した措置は外交官ではなく、軍関係者らと政治指導者らによって行われる」と明らかにした。 ラッセル氏は韓国外交部の金ホン均(キム・ホンギュン)次官補と会談した後、林聖男(イム・ソンナム)第1次官、尹炳世(ユン・ビョンセ)長官ともそれぞれ面会と面会した。決議の履行や独自制裁、北朝鮮の追加挑発の可能性などについて意見交換したとみられる。 27日には中国・北京を訪れ、決議などについて中国側と協議する。 kimchiboxs@yna.co.kr
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