【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が24日発表した昨年末時点の家計信用(個人債務)残高は1207兆ウォン(約109兆1700億円、暫定値)で、2002年の統計開始以降で最大となった。1200兆ウォンを超えたのは初めて。 家計信用残高は家計部門の負債がいくらあるかを示す統計で、銀行をはじめとする金融機関からの借り入れと販売信用(クレジットカードによる購入など)を合わせたもの。家計信用は昨年の1年間で121兆7000億ウォン(11.2%)増加した。増加幅も過去最大だった。低金利や不動産景気の回復、多額の保証金を必要とする賃貸住宅価格の上昇などが影響したとみられる。 四半期別の増加額をみると、1~3月期が13兆ウォン、4~6月期が33兆2000億ウォン、7~9月期が34兆4000億ウォン、10~12月期が41兆1000億ウォンと増加ペースが加速していることが分かる。 10~12月期の場合、住宅ローンを組む際の所得審査の強化を控えた駆け込み需要により家計信用が急増したと、韓国銀行は分析した。10~12月期の銀行の家計向け貸し付けは22兆2000億ウォン増えたが、このうち住宅担保貸し付けが18兆ウォンを占めた。 mgk1202@yna.co.kr
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