【ソウル聯合ニュース】韓国軍は24日、北朝鮮の朝鮮人民軍最高司令部が前日に青瓦台(韓国大統領府)を第1の攻撃対象だと威嚇する声明を発表したことに対し、北朝鮮が挑発に踏み切る場合は報復すると警告した。 軍の合同参謀本部は「北の最高司令部の声明に対するわが軍の立場」と題した声明を出し、「北が自らを破滅に追い込む挑発的な行動を即刻中断するよう強く求める」と訴えた。その上で、北朝鮮が韓国の忠告を無視し挑発を強行すれば「断固とした報復により骨身に染みるまで後悔させる」と表明した。 また、「今後北は、無謀な挑発で引き起こされるすべての状況に対し全面的に責任を負うということを肝に銘じなければならないだろう。独裁体制の崩壊が早まることを明確に警告する」と強調した。 韓国軍が北朝鮮を批判する際に「破滅」「独裁体制の崩壊」などの強い表現を用いるのは異例だ。 合同参謀本部は、北朝鮮が前日の声明で攻撃対象に「青瓦台」や「米国本土」を挙げながら露骨な脅迫をためらわなかったと非難。また、「4回目核実験と長距離ミサイルによる北の挑発を国際社会が強く糾弾し制裁措置を論じている状況で、自身の挑発行為を反省し責任ある態度を取るどころか露骨な威嚇を繰り返す態度は決して見過ごすことはできない」と指摘した。 北朝鮮は前日、朝鮮人民軍最高司令部の重大声明を通じ、韓米両国の軍が金正恩(キム・ジョンウン)第1書記を狙った作戦に乗り出す兆候があれば、「青瓦台と反動統治機関」が北朝鮮の「第1次攻撃対象」になると威嚇した。「第2次攻撃対象」には「アジア太平洋地域の米帝侵略軍の対朝鮮(北朝鮮)侵略基地と米国本土」を挙げた。 mgk1202@yna.co.kr
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