ロシア、北朝鮮大使を呼び「長距離ミサイル発射の自制」を促す

ロシアが北朝鮮のミサイル発射計画に対して、深い憂慮を表明したことにおいて、自国に駐在する北朝鮮大使を呼び、自制を促したという。

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　AFP通信によると、ロシアのモルグロフ外務次官は4日、モスクワ駐在のキム・ヒョンジュン北朝鮮大使を外務省に呼び、北朝鮮が予告した長距離ミサイル発射を自制するよう促したという。

　モルグロフ外務次官は「北東アジア地域のさらなる緊張状態の高潮を招きうる行動を自制することと、国連安保理決議を無条件に遵守するよう強く訴えた」と明らかにした。

　また北朝鮮が核問題や他の問題を解決するための会談に戻ってくることも促したという。

　3日に北朝鮮の長距離ミサイル発射計画に憂慮を表したロシアが、翌日には北朝鮮大使まで呼んだのは異例の措置と見られている。

　ロシア外務省は3日、北朝鮮が地球観測衛星の発射計画を明らかにすると、声明を出して深い憂慮を表明した。

　ロシア外務省は「北朝鮮側が国際法の普遍的基準をひどく無視している」とし、「北朝鮮の決定が深く憂慮される」と明らかにしていた。