北朝鮮当局に逮捕された後、長期間に渡って行方がわからなくなっている北朝鮮住民5人に対する情報を提供するよう、国連人権理事会が北朝鮮側に要請した。(提供:news1)
北朝鮮当局に逮捕された後、長期間に渡って行方がわからなくなっている北朝鮮住民5人に対する情報を提供するよう、国連人権理事会が北朝鮮側に要請した。(提供:news1)
北朝鮮当局に逮捕された後、長期間に渡って行方がわからなくなっている北朝鮮住民5人に対する情報を提供するよう、国連人権理事会が北朝鮮側に要請した。

 30日、RFA(アメリカの声)によると、国連人権理事会傘下の「強制的・非自発的失踪に関する実務グループ」は最近発表した報告書で、5人に対する情報提供を北朝鮮当局に要請したと明らかにしている。

 昨年下半期の活動を整理したこの報告書によると、5人は2005年から2011年の間に北朝鮮で逮捕された後、生死がわからないという。

 一例として、キム・スンギルさんは2005年に北東部の咸鏡北道(ハムギョンプクト)・穩城(オンソン)郡で逮捕され、2006年以降、行方がわからなくなった。

 ホ・ヨンヒさんは2011年に北朝鮮・国家安全保衛部に逮捕され、キム・ウンシルさんは2009年に北西部の平安南道(ピョンアンナムド)・成川(ソンチョン)郡で最後に目撃されてから連絡が途絶えている。

 報告書には、2011年に国家安全保衛部に逮捕された18歳の少年少女の事件も含まれているという。

 この実務グループは、被害者の家族や民間団体から失踪事件を受け付けて審査した後、これを拉致の疑いがある国家に通告して明確な調査結果を報告するよう要請している。

 報告書は、北朝鮮が昨年7月に57件の未解決事件に対する情報を提供したが、これは問題解決に十分なものではないと判断している。

 さらにこの実務グループは、中国当局に逮捕されてから北朝鮮に強制送還された北朝鮮住民9人に対する情報提供を、中国政府に要請している。

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