華城の城郭=(聯合ニュース)
華城の城郭=(聯合ニュース)
【水原聯合ニュース】国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産に登録されているソウル郊外の水原華城(京畿道水原市)は、城郭が全長5.7キロで西側に高さ146メートルの八達山があるのみで、ほかの三方は比較的平坦だ。 華城を築城した朝鮮王朝第22代王、正祖を思い浮かべたり、四季折々の風情を感じたりしながら城郭に沿って歩くのも良いだろう。 周辺には水原名物のフライドチキンを売る店が連なり、観光客を引き付ける。 ◇正祖の息吹感じる華城 華城の城郭を一周するコースは、北門の長安門からスタートして反時計回りに進み華西門(西門)、八達門(南門)、蒼竜門(東門)を回って長安門に戻るのが一般的だ。 華城の城郭と建築物のほとんどは原型がそのまま保存されており、父の荘献世子をたたえるため築城を指示した正祖の思いと、事実に即して真実を究明する「実事求是」の思想が垣間見える。 水原市は華城を上空150メートルから眺められる気球を6月から運営し、観光客に新たな楽しみ方を提案する。 また、華城周辺を回る観光用の54人乗り列車4台を老朽化に伴い入れ替える。 ◇テーマ旅行、ナイトツアー、体験学校も 今年は正祖が華城を築城してから220年になる。水原市はこれを記念し、今年を「水原華城訪問の年」に定め、多彩な観光プログラムを準備している。 1泊2日のテーマ旅行では、城郭、国弓、鐘つき体験や武芸観覧、華城列車乗車ツアーなどを体験できる。 ナイトツアーでは華城列車に乗り華城の夜景や伝統公演などを楽しむ。 また、王と共に華城を回るプログラムも興味深い。 水原市は正祖の行幸を再現し観光客が王の行列に参加する体験プログラムを企画している。 子どもを対象にしたリトル正祖体験学校では、華城、行宮、華城博物館、武芸などを観覧するほか、国弓や伝統礼節、茶菓子作りなどが体験できる。 ◇フライドチキン通り、カルビの名店、スンデタウン 水原は昔からフライドチキンやカルビなどが有名だ。 八達門と水原川の間にあるフライドチキン通りには巨大な鍋で鶏肉を揚げる昔ながらのフライドチキン店が約10軒集まっている。ほとんどが40年以上続く店だ。 夏は水原川に沿って設置されたテーブルでフライドチキンを味わう市民や観光客でにぎわう。 水原カルビはインターネット上などで民間外交を行う市民団体「VANK」が制作し配布した英文パンフレット「韓国のグルメ旅行」で、韓国を代表する11の料理の一つとして紹介された。 昨年、平日は一日平均1万人、週末は1万5000人が訪れた池洞市場のスンデ(腸詰め)タウンでは、新鮮な材料を使ったスンデやホルモンを楽しめる。 sjp@yna.co.kr
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