【北京聯合ニュース】韓国の大手芸能事務所、JYPエンターテインメントに所属するガールズグループ「TWICE」の台湾出身メンバー周子瑜さん(16)がテレビ番組で台湾(中華民国)の「国旗」を振って騒動になったことを受け、一部韓国メディアがJYP所属の歌手の中国での活動を中国政府が禁じたと報じたことについて、中国当局の関係者は18日、報道を否定した。同関係者は聯合ニュースの取材に対し「中央政府レベルで特定の国や特定の所属事務所の芸能人に活動を一括してやめさせる規定はない」と述べた。 JYPに所属する芸能人に関しては、アイドルグループ2PMのニックンさんの中国でのスケジュールが取り消しになったが、公演企画会社や放送局などによる自主的な決定だったことが分かった。 周さんが台湾の旗を振ったのは昨年11月に出演した韓国の番組でのことだった。本番では放送されなかったものの、インターネットに旗を振る場面が流れ、中国の一部で「台湾の独立勢力をあおる」との批判が巻き起こった。 JYP側は今月13日に「16歳の未成年者であるため、政治的な考えを持ったわけではない」と釈明し、TWICEの中国での活動を中断すると発表。15日には周さんとJYP側が謝罪した。 これについて韓国では、事務所が中国の声に過剰に反応したとの批判が上がっている。 yugiri@yna.co.kr
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