【世宗聯合ニュース】韓国の大韓航空とアシアナ航空は18日、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)が昨年9月から「ゼロ」になっているものの、基本運賃の引き下げは検討しておらず、現時点では値下げが難しいとの立場を明らかにした。 大韓航空とアシアナ航空が最後に国際線の基本運賃を引き上げたのは、2010年8月1日。以来、両社は現在までの約5年半、国際線の基本運賃を据え置いてきた。 大韓航空は基本運賃を下げない理由について「原油高の時に航空料金を上げないのと同じこと」とした上で、「変化が激しい油類の費用をその都度航空料金に反映させることは現実的に難しい」と説明した。 アシアナ航空は「航空運賃は運航の距離、出発地の国の社会・経済的水準、搭乗率、予想需要、関連国の航空政策、季節的需要などを総合的に考慮しており、原油価格の影響は限定的」と話した。 航空業界関係者によると、原油価格は下がったものの、人件費など残りすべての運営費は上昇している。また、原油価格が上がった場合、直ちに運賃を上げられないため、基本運賃を引き下げるのは容易ではないという。 yugiri@yna.co.kr
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