【ソウル聯合ニュース】韓国の原発を運営する韓国水力原子力は17日、昨秋に原子力安全委員会から運転許可を受けた新古里原発3号機(蔚山市蔚州郡)が生産した電気を15日に初めて家庭や産業現場に送電したと発表した。韓国で25基目となる新古里原発3号機は、国内で開発された新型加圧軽水炉を用いた国内最大規模(140万キロワット級)の原発だ。 新古里原発3号機は従来の原発と比べ、耐震設計が1.5倍強化されている。不慮の事故に備えた安全設備も大幅に拡充された。特に福島第1原発の事故を踏まえ、設計基準以上の地震が発生した際に原子炉を停止する設備や電源喪失に備えた移動式非常用電源を備えている。 同機は試運転などを経て5月以降に商業運転に入る。正常に稼動すれば、韓国の電力消費量の約3%を賄えるとされる。 韓国は2030年までに160基以上の原発を建設する予定だ。 sarangni@yna.co.kr
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