加藤前ソウル支局長はこの日ソウル市内のプレスセンターで記者会見を開き、「無罪は当然の判決だ」とし、「韓国の検察は結果をそのまま受け入れて控訴せずに私を自由の身にしてほしい」と述べた。
続けて「公人中の公人である大統領に対する記事が気に入らないからと起訴する構造が、近代的な民主主義国家としてどういうことなのか、検察は考えてみてもらえたらと思う」とし、「検察が私に対する悪意を抱いて狙い撃ちしたのではないか疑問に思う」と指摘した。
加藤前ソウル支局長はさらに「問題になったコラムは、ある国家の最高権力者が重大事故発生時にどこで何をしていたのかをコラムの材料としたもの」とし、「大きな公益性をもっていることはあきらかであり、初めから起訴するべきでなかった」と声を上げた。
また「最近、韓国のマスコミの状況は心配だが、韓国は民主主義国家であり、言論の自由が当然保証されなければならない」とし、「言論の自由を失うことは絶対にあってはならない。これを肝に銘じて取材活動に邁進したい」と決心した。
裁判で記事が虚偽だと判断されたことについては「韓国の政治と社会に向けて強調したい部分だと思った」とし、「私は噂を噂だと伝えたもので、私としては理解しがたい」と述べた。
この日の記者会見は、当初午後3時30分に予定されていたが、判決が長引き、2時間半遅れの午後6時に開始した。
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