会談に臨む韓国代表(右)と北朝鮮代表=11日、開城(聯合ニュース)
会談に臨む韓国代表(右)と北朝鮮代表=11日、開城(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】南北次官級による当局者会談が成果を出せないまま終わったことについて、北朝鮮の対韓国宣伝用ウェブサイト「わが民族同士」は13日、韓国の誹謗(ひぼう)中傷が対話と関係改善の雰囲気を損ねたと主張した。 同サイトは韓国の執権者(朴槿恵大統領)がこのほどフランス・パリの国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部で行った演説で北朝鮮の核問題と人権問題について「国際社会全体の脅威」と指摘したことなどを非難。「北南(南北)関係改善に直接責任がある当事者たちは言動に慎重を期さなければならない」と主張した。 朝鮮中央通信も12日夜に次官級会談が終了した直後、韓国側が金剛山観光の再開という根本的な問題を話し合うことを拒否したと報じた上で、韓国は不当な主張に固執していると責任を転嫁した。 今回の次官級当局者会談は、8月25日の高官協議での合意に基づき北朝鮮の開城で初めて実施された。南北は11日から12日夜まで全体会議や首席代表会談を断続的に行ったが、韓国側が朝鮮戦争などで生き別れになった離散家族に関する問題の全面解決策や南北交流活性化策などを提案した一方、北朝鮮側は南北協力事業の金剛山観光の再開を強く要求。双方の主張はかみあわず、南北は次回の日程を決められないまま会談を終了した。 sarangni@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0