賞金女王に輝いたイ・ボミ(資料写真)=(共同=聯合ニュース)
賞金女王に輝いたイ・ボミ(資料写真)=(共同=聯合ニュース)
【東京聯合ニュース】日本女子ゴルフツアーが29日、今季の全日程を終えた。賞金女王に輝いたイ・ボミ(27)はこの日、聯合ニュースの電話取材に対し、今シーズンを振り返るとともに来季の目標を語った。 イは今季日本ツアーで7勝を挙げ、2億3049万円の賞金を獲得した。女子で初めて2億円を突破しただけでなく、男子も含めた史上最高記録を更新した。その実力と振る舞いで人気も急上昇している。 イは自身の活躍を支えたキャディーらスタッフへの感謝の気持ちを表す一方、昨年亡くなった父イ・ソクジュさんと一緒に喜べなかったことを残念がった。来季は日本で3勝以上し、米国のメジャー大会でも優勝争いに絡みたいという。 以下は一問一答。――これまでも日本で多いに活躍してきたが、5年目の今年は一気に花開いた感じだ。メンタル面と技術面でどのような変化があったか。「両方ともちょうどいい具合に向上した。技術的にはドライバーの飛距離が伸びてフェアウエーをとらえる回数が増え、グリーンに乗ることも多くなった。苦手だったパッティングもかなり良くなり、何度も優勝することができた。パッティングはずいぶん練習した」――7勝もできると予想していたか。「ここまでできるとは正直思っていなかった。振り返ると本当にすごかったという気がするが、何よりキャディーとトレーナーをはじめとするみんなが、私がゴルフにだけ集中できるよう支えてくれたからだ」――年間獲得賞金で男女通じ史上最高額を記録し、日本ゴルフ界の歴史を塗り替えた気分は。「実感がわかない。記録を打ち立てたことはとてもうれしく、『よくやった』と思うが、体では実感できていない。シーズンが終わったばかりだからだろう」――今月15日に賞金女王が確定した後のインタビューで、昨年9月にがんで亡くなったお父さんのことを話した。ゴルフ人生においてどのような存在か。「私にゴルフを勧め、一緒にずいぶん苦労をしてきた。父も空から応援してくれたと思うが、良い成績を残した喜びを一緒に分かち合えず、とても胸が痛む」――日本ファンの応援も格別のようだが。「毎ツアーいらしてくださる50代の男性2人に、(出場する試合をよく見に来てくれ)顔見知りのファンも20人ほどいる。ファンと忘年会もする予定だ」――日本で高い人気を誇る秘けつは何だと思うか。「ファンの皆さんも同じ人間だと思う。目が合えば笑顔を見せるようにし、そうした姿が喜んでもらえるのだろう」――インタビューを見ると日本語が流ちょうだ。どのように勉強したのか。「インタビューの機会が増え、使う必要のある言葉をかなり覚えた。やはり私が日本語で話すのと通訳を介すのでは日本の方たちへの伝わり方が違うため、自分の口で感謝の気持ちを表すのが大切だと思った」――韓国観光公社の広報大使として韓日交流でも役割を担っている。「日本に来た当初の韓日関係は良くなかったが、日本で活動しているうちに応援してくれる方が少しずつ増えた。私を通じて韓国を良く見てくださる方たちも多い。だからこそ、自分のもっと良い姿を見てもらおうと心がけている」――来季の目標は。「シーズンが今日終わったばかりで、具体的な目標はまだ考えられないが、(日本ツアーで)3勝以上したい」――米ツアーに挑戦する考えはないか。「今年は日本の賞金女王を目標にしてきたため、米国のメジャー大会はあきらめた。来年はメジャーにも参戦したいし、韓国の大会にも機会があれば2試合ほど出たい」――米国のメジャー大会に出るとすれば、目標は。「優勝を争えるよう努力する」――来年のさらなる活躍に向け強化する点は。「まだグリーンの周りが弱いと思う。アプローチショットを強化するつもりだ」――どのようなゴルファーとして覚えてもらいたいか。「ゴルフの実力も大切だが、常に謙虚な姿勢で人としても好ましい姿を示すことで、愛されるゴルファーになりたい」 mgk1202@yna.co.kr
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