【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮は、来月11日に北朝鮮・開城で開く次官級の当局者会談が難航した場合、これよりも格上の会談を追加で開催可能だという認識で一致しているようだ。 韓国政府の当局者は27日、「当局者会談の最中に『2プラス2』レベルで話し合うべき事案が生じれば、いつでも協議が可能だというのが南北の共通認識だ」と伝えた。2プラス2会談は韓国の国家安保室長(閣僚級)と統一部長官、北朝鮮の朝鮮人民軍総政治局長と統一戦線部長による会談を指す。 この当局者は、追加会談の形式として2プラス2が確定しているわけではなく、統一部長官と統一戦線部長による長官(閣僚)級会談になることもあり得るとしているが、閣僚級会談では首席代表の「格」を合わせるのが難しいため、追加会談が開かれる場合は2プラス2となる可能性が高そうだ。 南北は2013年、首席代表の格を合わせられず閣僚級の当局者会談を中止した経緯がある。 韓国政府は北朝鮮が首席代表として提示した対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会の書記局長が統一部長官の相手にふさわしくないとし、同部次官に首席代表を変更。北朝鮮はこれに反発し、会談の白紙化を通知した。 一方、当局者会談開催に向けた26日の実務協議で、北朝鮮は金剛山観光再開のほかスポーツ交流など民間交流の活性化も当局者会談の議題として提起したが、食糧・肥料などの人道支援については言及しなかったとされる。 また、朝鮮戦争などで生き別れになった離散家族の再会行事の定例化など離散家族問題の抜本的な解決が急務だとする韓国の主張に対しても、異論を唱えなかったという。 stomo@yna.co.kr
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