LGが変わった。“人の和”を強調し、静かに人事を行なったLGが、ことしは破格的な人事を見せた。(写真左はLGディスプレイのハン・サンボム副会長、右はLG化学のクォン・ヨンス副会長 / 提供:news1)
LGが変わった。“人の和”を強調し、静かに人事を行なったLGが、ことしは破格的な人事を見せた。(写真左はLGディスプレイのハン・サンボム副会長、右はLG化学のクォン・ヨンス副会長 / 提供:news1)
LGが変わった。“人の和”を強調し、静かに人事を行なったLGが、ことしは破格的な人事を見せた。専務から社長に飛び昇進したかと思えば、初の女性副社長も誕生。2人の副社長と7人の社長を一度に昇進させたのも異例だ。まさに“昇進祭り”といったところだ。

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 LGの今回の人事は成果に対する確実な補償をしたという点がポイントになる。世界1位の実績を記録しているLGディスプレイとLG化学で、副社長への昇進者が出た。実績で頭角を表している会社は昇進した人が多かった。

 一方、LG電子など実績不振の会社は昇進者の数も少なかった。その上、LG電子はク・ボンジュン副会長が持ち株会社に移し、副会長はなく代表取締役社長体制に格下げした。

 LGは26日、主な系列会社別に取締役会を開いて社長団及び役員人事を行なった。LGは系列会社別に26~27日の間に役員人事を確定する。役員人事は2016年1月1日付けで適用され、代表取締役など登記役員は株主総会などの手続きを経て公式化される。

 LGはことし、全体の昇進者数が約100人だという。昨年は計130人の役員昇進者がいたが、ことしはそれより少ないと予想される。正確な人数は27日以降に確定する。

 全体の昇進者規模は減ったが、最高位層の昇進は例年に比べて大きく増えた。LGはLG化学のクォン・ヨンス社長と、LGディスプレイのハン・サンボム社長をそれぞれ副会長にし、LG電子、LG化学などから7人の社長を昇進辞令を出した。クォン副会長は27日の取締役会で昇進が確定する。昨年には副会長はなく、3人の社長だけが昇進していた。

 社長に昇進したのは、LG電子のイ・サンボン氏、LG電子のホン・スングク氏、LG化学のソン・オクトン氏、LG化学のキム・ミョンファン氏、(株)LGのペク・サンヨプ氏、LG生活健康のチョン・ホヨン氏、サーブワンのイ・ドンヨル氏。

 LG関係者は「実績が良好な会社の場合、果敢な昇進を行なってパワーアップさせた」とし、「昇進者の全体数は少ないが、成果が良い会社に対しては破格的な昇進を行なった」と説明した。

 中でも一番破格的な抜擢は専務から社長への昇進だ。

 LG電子の生産技術院長のホン・スングク専務は副社長を飛び越え社長に抜擢された。LGグループ史上、初めてのことである。ホン社長は新成長事業であるエネルギーと自動車部品分野の装備技術開発で受注拡大に寄与した成果を認められた。

さらに(株)LGのペク・サンヨプ社長は副社長に昇進してから1年で社長になるという“超高速”昇進をいた。ペク社長はエネルギーソリューション事業支援などを通じて事業性かを高めた点を認められた。

 女性役員の中から初めて副社長を輩出した。LG生活健康のイ・ジョンエ専務は、3年で副社長に昇進した。LGグループ史上初の女性副社長の誕生である。

 イ副社長は生活用品市場1位の地位を確固たるものにし、強化した成果を認められた。LG電子のアン・ジョン部長とLG生活健康のムン・ジンヒ部長も常務に昇進し、女性役員の仲間入りをした。LG内の女性役員は15人になった。

 業界関係者は「実績によって役員昇進者の規模に違いをおくのは、一種の警告メッセージだと見ることができる」とし、「LGのことしの人事は例年に比べて破格的な試みを通じて組織に緊張感を呼び込もうとしているのだろう」と評価した。

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