北朝鮮、金泳三元大統領逝去に最後まで弔意・弔電なし

北朝鮮は故金泳三元大統領の国家葬告別式がおこなわれた26日まで、金泳三元大統領の逝去に対する弔意や弔電を韓国側に伝達していないことがわかった。

　また、官営メディアや宣伝媒体などを介して金泳三元大統領の逝去関連の言及も伝えていないようだ。

　当初、北朝鮮側がこの日（26日）板門店で開かれた南北当局者会談のための実務協議で、金泳三元大統領の逝去に対する弔意を表する可能性が提起されていたが、北朝鮮側はこの日の実務協議でも言及しなかったことが確認された。

　このような北朝鮮の態度は、2009年の金大中（キム・デジュン）元大統領や盧武鉉（ノ・ムヒョン）元大統領死亡の時とは異なる。

　北朝鮮は、2009年8月18日の金大中元大統領と2009年5月23日の盧武鉉大統領の逝去当時は、全て翌日に官営メディアを通じて関連ニュースを報じていた。