”論文盗作”で国民も失望… 韓国の天才少年ソン・ユグン(17歳)とは?(提供:news1)
”論文盗作”で国民も失望… 韓国の天才少年ソン・ユグン(17歳)とは?(提供:news1)
「ノーベル賞を受賞したい」「世界的な天文学者になりたい」「空飛ぶ車を作りたい」。数々の夢を明かしていた韓国の天才少年こと、ソン・ユグン君(17)に「論文盗作」の疑いが持ち上がり、韓国国民は「失望」を隠せない。

ASTRO の最新ニュースまとめ

 25日、科学技術連合大学院大学(以下UST)によると、ソン君のブラックホール研究論文を掲載した「Astrophysical Journal(10月5日付け)」は24日(現地時間)、ソン君の論文掲載を撤回すると発表。理由は「共同著者として参加したパク・ソンジェ韓国天文研究院(KASI)研究員が2002年に学会で発表した資料から、大部分を使用したにも関わらず、その事実を明かしていなかったため」とのことだ。

 ソン君とパク研究員側は「近日中に開かれる記者会見で、立場を明かす」としているが、「韓国史上最年少の博士」と騒がれていただけに、今回の結果が韓国社会に与える影響は大きい。

 天才少年と呼ばれるソン・ユグン君とは、どんな人物なのか。

 1997年11月27日生まれのソン君は、5歳で掛け算をクリアし、7歳で微積分を解いた。中学・高校過程を検定試験で修了し、仁荷(インハ)大学に随時選考で入学した。若干8歳での快挙だった。ソン君は、韓国史上最年少の大学生となり、科学神童プログラム第一号に認定された。

 わずか3歳にして「三角形の内角の和は、必ずしも180度にはならない」という「非ユークリッド幾何学」を理解していたという。さらに、波動力学の基礎となる「シュレーディンガー方程式」を大学試験で披露し、教授らを驚かせた。

 来年2月、科学技術連合大学院大学校(UST)の卒業式で博士学位を受けることが確定しているソン君。”韓国史上最年少の博士”として韓国社会に明るいニュースを提供した矢先、「論文盗作」が持ち上がった。

 近日中に予定されている記者会見の席で、ソン君はどのような言葉を発するのだろうか。世間の注目が集まる。

Copyrights(C)wowkorea.jp 0