ロッテ創業者、日本ロッテ代表解任無効訴訟の初審理… 後継構図に影響は?
ロッテ創業者、日本ロッテ代表解任無効訴訟の初審理… 後継構図に影響は?
重光武雄(韓国名:辛格浩/シン・ギョクホ、92)ロッテグループ創業者が、日本のロッテホールディングスを相手に提起した代表権および会長職解任無効訴訟の初審理が来る26日、東京地方裁判所で開かれる。

 今回の訴訟は去る7月、武雄会長が長男の重光宏之(韓国名:辛東主/シン・ドンジュ、61)前ロッテホールディングス副会長の経営復帰を助けようとしたところ、次男の重光昭夫(韓国名:辛東彬/シン・ドンビン、60)ロッテグループ会長によって解任させられただけに、武雄会長が当初計画していた後継構図にどのような影響をもたらすのか、注目が集まっている。

 武雄会長が自ら描いていた後継構図が崩れ、ロッテグループ経営権紛争が勃発。結局、自身が日本ロッテホールディングス代表と会長職から解任されるという結果が待ち受けていたのだ。

 25日、SDJコーポレーション(会長:重光宏之)によると、武雄会長が当初たてていた後継構図は、日本ロッテグループは重光宏之前ロッテホールディングス副会長が、韓国ロッテグループは重光昭夫ロッテグループ会長がそれぞれ担い、経営する案が最も有力だったという。

 SDJコーポレーション関係者は「緊急会議の召集当時、武雄会長には(会議の召集を)伝えていなかったため、召集手続きに欠陥がある」とし、「召集手続きに欠陥がある緊急会議の決議案は、やはり無効だという立場だ」と明かした。続けて「特に、創業者の解任を協議する緊急会議が、創業者の意思と関係なく、召集を知らせないままに進行された部分は、問題となる可能性が大きい」と主張している。

 一方、同件についてロッテグループ関係者は「法律諮問を受けて緊急会議を進行し、決議事案も法律的に何の問題もない、というのが日本ロッテホールディングスの立場」と反論し、双方は真っ向から対立している。

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