展示されている強制動員被害者らの写真=24日、釜山(聯合ニュース)
展示されている強制動員被害者らの写真=24日、釜山(聯合ニュース)
【釜山聯合ニュース】日本による植民地時代に韓国で行われた強制動員の歴史を伝える「日帝強制動員歴史館」の内部が24日、公開された。釜山に建設された同歴史館は「世界人権デー」に合わせ12月10日に開館する。 同歴史館は敷地7万5465平方メートルに延べ床面積1万2062平方メートル、地上6階建ての規模。展示室3カ所と収蔵庫、教育施設、公共施設などが設けられている。 展示室には満州事変から現在までの強制動員関連の遺品や寄贈品、記録物など192種354点が展示されている。展示物は韓国政府機関「対日抗争期強制動員被害調査および国外強制動員犠牲者ら支援委員会」が強制動員被害者やその家族から寄贈を受けたり、直接収集したりしたものだ。  5階には展示室と展示室の間には、強制動員された被害者の魂をたたえ、忘れないという意味をこめた「鎮魂の橋」が設置された。橋の入口周辺には炭鉱や旧日本軍の慰安所など、強制動員の現場が再現され、入館者が当時の様子を体験して学習することができるようになっている。慰安所の横の壁面では慰安婦被害者のインタビュー映像を見ることができる。 委員会は2005年から進めている被害者調査関連書類約33万件を国家記録院との協議を経て歴史観の収蔵庫に保管する計画だ。  yugiri@yna.co.kr
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