ソウル空港に到着した朴大統領(中央)=23日、城南(聯合ニュース)
ソウル空港に到着した朴大統領(中央)=23日、城南(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は23日、10日間の海外歴訪を終え帰国した。トルコ、フィリピン、マレーシアで20カ国・地域(G20)首脳会合やアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会議などに出席した。 朴大統領は14日に韓国を出発し、15~16日にトルコ南部のアンタルヤで開かれたG20首脳会合に出席。包括的でバランスの取れた成長に向け構造改革の重要性を強調し、韓国の公共・労働・教育・金融分野の4大構造改革や創造経済(産業と産業、文化と産業を融合させ付加価値や雇用、成長エンジンを生み出す経済政策)の成果などを共有した。 また、直前に起きたフランス・パリの同時多発テロについて、「テロ根絶に向け国際社会と緊密に協力していく」としながら、テロ対応に賛同した。 朴大統領はフィリピン・マニラに移動すると、18~19日にAPEC首脳会議に出席した。中小企業の国際化など包括的でバランスの取れた成長への方策を提示し、成長基盤の拡大に向け域内の経済統合努力を加速させる必要があると強調した。また、APEC首脳会議の2025年韓国開催が確定した。 続いて21~22日、マレーシア・クアラルンプールで東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(韓中日)首脳会議、東アジアサミット(EAS)、韓・ASEAN首脳会議に出席した。朴大統領は「北の核問題解決なくして域内の平和と安定を保障することはできない」としながら、北朝鮮核問題をめぐる国際協力の重要性を強調した。米中が対立する南シナ海問題に対しては、国際規範に基づき平和的に解決すべきとの立場を示した。 mgk1202@yna.co.kr
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