金寅植監督(右)と小久保監督=(聯合ニュース)
金寅植監督(右)と小久保監督=(聯合ニュース)
【東京聯合ニュース】野球の世界ランキング上位12カ国・地域による国際大会「プレミア12」の準決勝(19日、東京ドーム)で日本に劇的な逆転勝ちを収めた韓国の金寅植(キム・インシク)監督(68)が、「敗軍の将」となった小久保裕紀監督(44)への配慮をにじませた。 金監督は20日、東京ドームで翌日の決勝に向けた選手のトレーニングを見守りながら取材陣の質問に応じた。 小久保監督の采配について尋ねられると、「私は日本の監督でもないし…。相手チームの作戦について語るのはマナーに反する」と直接的なコメントを控えた。ただ、小久保監督が国際大会初采配だったことを挙げ、「昨日の試合が小久保監督にとっては大きな傷として残るかもしれないが、良い指導者になる過程でもある」と述べた。 最も批判される小久保監督の采配は、7イニング1安打無失点と好投していた大谷翔平(日本ハム)を、3―0でリードしていた八回に交代させたことだ。七回終了時点での大谷の球数は85球で、続投も十分に考えられた場面で継投策を選んだ。 金監督はこれについて「1点差でリードしていたなら大谷に続投させようとしただろうが、3点差だったため救援陣でも抑えられると考えたのではないか」と推測。韓国打線は160キロの球を投げる大谷を相手にしたことで、日本の救援陣の球がよく見えたのだろうとし、「私たちが運が良かったと考えればいい」と述べた。 金監督は前日の試合終了後にも、「もし日本の監督だったら大谷をあんなに早く降板させたか」という米国人記者の質問に、「相手の作戦について語るのはマナー違反だ」と述べ、若い指揮官への気遣いを示した。 stomo@yna.co.kr
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