2025年APEC首脳会議は韓国開催…開催都市は今後

2025年のAPEC（アジア太平洋経済協力会議）首脳会議は、韓国で開催されることになった。

　APECに参加するためフィリピン・マニラを訪問中の朴槿恵（パク・クネ）大統領は、2025APECの韓国開催を提案した。

　これに対して21の加盟国の首脳は歓迎の立場を明らかにし、韓国の開催が確定したと、大統領府のキム・ギュヒョン外交安保主席が現地から伝えた。

　キム主席はAPEC首脳会議の結果ブリーフィングで「朴大統領は2025年のAPEC首脳会議を韓国に誘致し、アジア太平洋地域の共同反映により大きく寄与するという意志を明らかにした」とし、「APEC加盟国はこれを歓迎したことによって、韓国開催が確定した」と説明した。

　韓国での開催は、2005年に釜山（プサン）での首脳会議に続いて2回目となる。今回の開催に際して、具体的な都市などについては今後、韓国政府が決定すると伝えられている。

　韓国外交部のイ・テホ経済外交調整官はこれについて「韓国で開催するということだけが決まっている」とし、「どの都市で開催するかについては、今決定するのは早すぎると思う」と説明した。

　続けて「首脳会談は大きなホテルやインフラが備わってなければならないという制約がある」とし、「ことしのフィリピンもそうだったが、首脳会議以外にも閣僚級会議まで含めると1年に300ほどしなければならない」と述べた。