【ソウル聯合ニュース】ロッテグループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)氏が15日に開かれた自身の93歳の誕生日を祝う家族会で、次男の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)韓国ロッテグループ会長に対し、自身と長男の辛東主(シン・ドンジュ、日本名:重光宏之)ロッテホールディングス(HD、本社・東京)前副会長を元の役職に戻すよう通告していたことが17日、分かった。東主氏側が報道資料を出し、格浩氏の執務室兼宿泊先であるソウルのロッテホテル34階であった父子3人の会話の内容を公開した。 ロッテグループの日本事業の持ち株会社、ロッテHDの副会長だった東彬氏は7月に代表取締役に就任。同月、格浩氏は代表権のない取締役名誉会長に退けられた。東主氏は今年1月に副会長を解任されている。 資料によると、格浩氏は東彬氏に1週間以内に自身と東主氏を元の役職に戻すよう求め、東彬氏は受け入れたという。ただ、格浩氏が確認書を書くよう要求したことに対し、東彬氏は「サインしたくない」として、執務室を出たという。 これに対し、韓国ロッテグループは「家族間の会話がどのような環境で行われたか前後の脈略が分からない状況で、プライベートな会話を公開する意図が疑われる」と非難した。同グループ関係者は「経営上の決定は株主総会や取締役会で行われるべきで、口頭で同意したという主張は意味がない」と一蹴した。 kimchiboxs@yna.co.kr
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