韓国の過去4年間の医療事故相談機関で受付けた相談要請が14万件を超えたことが調査された。(提供:news1)
韓国の過去4年間の医療事故相談機関で受付けた相談要請が14万件を超えたことが調査された。(提供:news1)
韓国の過去4年間の医療事故相談機関で受付けた相談要請が14万件を超えたことが調査された。

 そのうち27分の1である5231件が調停申請で受け付けられ、70分の1である2027件が実際に調停・仲裁処理された。

 韓国医療紛争調停仲裁院(医療仲裁院)は2012年4月から2015年10月までおこなった主な事業実績の結果を17日、発表した。

 発表内容をみると医療事故相談は2012年初年度2万6831件だったのが、2013年3万6099件、2014年4万5096件と大幅に上昇した。ことしは10月末基準で3万3432件受け付けた。

 調停開始率も年々高まっているが、全体的なレベルはまだ半分にも及ばなかった。2012年38.6%から2012年39.7%、2014年45.7%、2015年は44.3%だった。

 医療事故調停・仲裁処理の現状は2012年112件、2013年462件、2014年827件、2015年626件だった。

 同期間の調停・仲裁成立率は79.3%から93.8%に上昇。2013年から3年間90%前後を維持している。

 しかし全体の相談要請に比べ、調停・仲裁件数が極めて少ないことが問題だ。これは患者側が医療仲裁院に調停や仲裁を申請しても、該当の医療機関で拒否すれば開始できないという現行制度のせいが大きい。

 このような状況を改善するため国会で数回、医療紛争調停が自動で開始される内容の法案を発議したが、医療界の強い反発にあい、数年間漂流している。


Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0