現代・起亜自動車の本社=(聯合ニュース)
現代・起亜自動車の本社=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車グループが今年の目標販売台数に掲げた820万台を達成するのは難しい見通しだ。 円安を追い風にした日本メーカーの攻勢や新興市場の景気低迷のほか、低価格を売りにした中国メーカーが勢いを増しているためだ。 自動車業界によると、同グループは年初に今年の目標販売台数を前年比2.4%増の820台に設定した。今年の世界の自動車販売が前年比1.2%増加し、約8547万台と予想されたためだ。 だが、現代自動車と傘下の起亜自動車を合わせた1~10月までの販売台数は、前年比1.4%減の約645万台にとどまった。内訳は、現代が約400万台、起亜が約245万台。 このままいくと、グループの販売台数は目標の820台を突破できるか不透明な状況だ。 通常、11、12月の世界市場での販売は大きく増加するという点を踏まえても、グループの今年の販売台数は800万台をわずかに超える程度になるとみられる。 グループの最大の市場である中国では、現地メーカーの低価格を売りにした販売攻勢やライバルメーカーの値引き販売で今年1~10月までの販売台数は前年同期比9.7%減少した。 ただ、国内市場では8月下旬に始まった個別消費税引き下げ効果で販売台数が増加傾向にある。 10~12月期には新型の小型セダン「アバンテ」など新車の販売があり、販売促進をより強化していく方針だ。 ほかの韓国車メーカーも目標販売台数を達成できるか不透明な状況だ。 双竜自動車は14万~15万台を販売目標に掲げ、10月までに11万7233台を販売。最終的に今年は約14万5000台を売り上げると予想される。 ルノーサムスン自動車は8万台を目標に掲げ、年末まで大々的な販促イベントを開催し目標達成を目指す。同社は10月までに前年同期比4.4%増の6万3776台を販売した。 sjp@yna.co.kr
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