2回目テスト輸送のもよう(資料写真)=(聯合ニュース)
2回目テスト輸送のもよう(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国企業も参加しているロシアと北朝鮮との物流協力事業をめぐり、事業の妥当性を確認するための韓国へのテスト輸送が17日、始まった。ロシア極東沿海地方のハサンと北朝鮮北東部にある経済特区・羅先の羅津港とを結ぶ同協力事業のテストは3回目で、30日までを予定する。 事業に参加するポスコと現代商船、コレール(韓国鉄道公社)の3社と韓国政府の関係者らは16日、列車でロシア・ウラジオストクを出発。17日午前にロ朝の国境を越える予定だ。20日まで羅津・先鋒地域に滞在し、ロシア産の石炭12万トンとコンテナ10個分の中国産ミネラルウオーターが船積みされる様子を見守る。 石炭は光陽港(全羅南道)と浦項港(慶尚北道)に、ミネラルウオーターは釜山港にそれぞれ運ばれる。輸送には中国船籍のばら積み船2隻とコンテナ船1隻が用いられる。 韓国統一部の関係者は「これまでのテスト輸送はばら積み船だけを利用していた。羅津港の同時接岸能力とコンテナ船の処理能力、コンテナ荷役と船積み過程などを確認する予定だ」と説明した。 このプロジェクトはロシア産の石炭を、ハサンと羅津を結ぶ54キロの鉄道で羅津港に運び、同港から貨物船で韓国の港まで輸送する複合物流事業だ。 韓国政府は2010年3月に発生した海軍哨戒艦「天安」撃沈事件を受け、同年5月から対北朝鮮制裁措置(5・24措置)を取っているが、同プロジェクトは例外とみなし支援している。 mgk1202@yna.co.kr
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