共同インタビューに応じる朴大統領(中央)=(聯合ニュース)
共同インタビューに応じる朴大統領(中央)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は13日までに、アジア・太平洋通信社機構(OANA)の8社との共同インタビューに応じた。朴大統領は旧日本軍の慰安婦問題について、安倍晋三首相に対し「過去の傷を癒やすことのできる決断をしなければならない」と促した。 インタビューで朴大統領は「慰安婦問題を認めず引きずっていくのは、世界の情緒とも合わない。近いうちに目に見える進展があることを期待する」と述べた。 安倍首相に対し、「決断」との表現を使って問題解決を求めるのは初めて。朴大統領は10月に「年内解決」を目指したいとの意向を示し、安倍首相との首脳会談では「早期妥結」を目指して協議を加速させていくことで合意している。 朴大統領は「慰安婦問題は単純な両国間の問題ではなく、普遍的な女性人権の問題」として、「一日も早く解決されないと日本政府にも大きな歴史的負担となり、日本の将来の世代に重荷を背負わせることになる」と指摘した。 一方、北朝鮮・金正恩(キム・ジョンウン)第1書記との南北首脳会談の可能性については、「朝鮮半島の平和と統一の道を開くことに役立つならば、いかなる形の南北間対話も可能と表明してきた」として、「北の核問題解決の道筋がつけられ、南北関係の改善に進展があれば、首脳会談もしない理由がない」と述べた。ただ、「現段階では南北が合意事項を誠実に履行しながら信頼を築いていく時期だ」との認識を示した。 また、「(北朝鮮との)当局間会談を通じ、最優先で離散家族問題を解決するために努力する」と言明。「根本的な問題解決のため、生死確認や手紙交換、再会の定例化を協議していく」と述べた。 kimchiboxs@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0