【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、李乙雪(リ・ウルソル)朝鮮人民軍元帥の国葬が11日に平壌で執り行われたと報じた。 国葬には国家葬儀委員長を務めた金正恩(キム・ジョンウン)第1書記をはじめ、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長や黄炳誓(ファン・ビョンソ)軍総政治局長、朴奉珠(パク・ボンジュ)首相、金己男(キム・ギナム)朝鮮労働党書記、朴映式(パク・ヨンシク)人民武力部長(韓国の国防部長官に相当)、李永吉(リ・ヨンギル)軍総参謀長、金養建(キム・ヤンゴン)党書記らが参列した。 金第1書記の側近である崔竜海(チェ・リョンヘ)党書記は参列しなかった。崔氏は国家葬儀委員会の委員リストに名前がなく、しばらく姿も見えないことから、その背景が注目を集めている。 告別式は国立墓地の大城山革命烈士陵で行われた。金第1書記が李氏の霊前で哀悼の意を示した後、李氏の棺を積んだ装甲車はオートバイに護衛され同烈士陵に向かった。 告別式では黄軍総政治局長が「われわれは主体革命偉業、先軍革命偉業の勝利に一生をささげた李乙雪元帥同志を永遠に忘れない」と別れのあいさつを述べた。 李氏は日本による植民地時代だった1921年、咸鏡北道清津市の貧農に生まれた。故金日成(キム・イルソン)主席らと共に抗日パルチザン闘争に身を投じた革命第1世代だ。その功労から1995年10月に軍元帥の称号を与えられた。金第1書記を除き存命する唯一の軍元帥だったが、肺がんのため今月7日、94歳で死去した。 mgk1202@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0