【ソウル聯合ニュース】市場調査会社の米ICインサイツは12日、サムスン電子の今年の半導体売上高は416億ドル(約5兆1000億円)で、1位の米インテル(503億ドル)に87億ドル差まで迫ると予想した。 2014年の両社の売上高はインテルが514億ドル、サムスンが378億ドルで、130億ドル以上の開きがあった。 ICインサイツは「昨年、インテルがサムスンに36%の差をつけたが、今年はその差が15ポイントほど縮まり21%に縮小する」と分析した。 さらに、ウォン安ドル高の進行により、両社の差は11%にまで縮まるとした。サムスンは半導体のような部品を供給する際はドル建てで決済するため、ウォン安が有利に働く。 サムスンは今年7~9月期に会社全体で約1兆ウォン(約1060億円)のウォン安効果が得られたと明らかにしている。 半導体業界の順位では同じ韓国勢のSKハイニックスの躍進も目立つ。 同社は昨年の6位から今年は4位に上昇するとみられる。 昨年4位だった米クアルコムは5位に、同5位だった米マイクロン・テクノロジーは6位に後退すると予想される。 SKハイニックスはモバイル用DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)のシェア拡大とナノ微細プロセスの効率化、ウォン安効果などを踏まえると、前年比の売上高が12%増加するとみられる。 sjp@yna.co.kr
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